クイックスタート

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クイックスタート

ゲームの目的

TRPGの楽しみ方は、さまざまあり、人それぞれかと思います。
例えば「謎解きを楽しんだり」「会話自体を楽しんだり」「自分の作った探索者を演じたり」様々考えることができますが、どれも根本的に卓の参加者全員と楽しく遊ぶことがある事を忘れないでください。
卓の参加者とはKPや一緒に遊ぶPLそして観戦者を含みます、会話だけを楽しみたいだけならTRPG以外の手段があります。皆で協力して、後から見返しても楽しめるようなセッションを目指しましょう!

シナリオの進行中、自分の探索者が輝かない瞬間や、うまくいかず辛いロールプレイをしないといけないこともあるかもしれません。しかしそれは、あなた以外の探索者が輝く瞬間でかもしれません。 きっと、しばらく待てばあなたの探索者が輝く瞬間が来ます。その時は精いっぱいのロールプレイをお願いします。

また、もしかしたら自分の探索者がシナリオ中に発狂したり、死亡してしまうこともあるかもしれません。
その場合も、最終的な目的が卓の参加者全員と楽しく遊ぶことである事を忘れずに、全員で楽しむこと、そして他の人を楽しませることを意識して遊んでみてください。

略称

KP「きーぱー」:卓の管理人。GMとだいたい同じ意味 PL「ぴーえる」:卓の参加者。つまり君 探索者:クトゥルフ神話TRPGにおける、PLの作成したキャラクター RP「ロールプレイ」:探索者やNPCを演じること ロール:ダイスを振って判定をすること

クトゥルフ神話とは

20世紀にアメリカで創作された架空の神話・小説。
主な著者はハワード・フィリップス・ラヴクラフトとその友人たちで、世界観を同じくした作品が多くつくられた。 クトゥルフ神話TRPGもその一つ。

太古の地球を支配していたが、現在は地上から姿を消している強大な力を持つ恐るべき異形の者ども(旧支配者)が現代に蘇ることを共通のテーマとする。
「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」という概念が根本にあり、クトゥルフ神話TRPGもジャンルとしてはホラー。

セッションまで

メンバーの決定

シナリオ一覧から希望のシナリオを探し、シナリオごとに決まったPLを集める。
そのメンバーをGM依頼フォームから送信。カテゴリが建つのを待つ。

日程の決定

メンバー決定後、KPを含めて日程調整を行う。
原則として、最後に日程入力を行ったPLがKPに連絡を行う事。

キャラクターの作成

日程の調節と同時に、キャラクターシートの提出期限を伝えます。 送れる場合は、必ずKPに連絡すること。 詳しくはキャラクターの作成を参照。

卓当日

体調を整える。 急用で参加できない場合はKPに連絡すること。

セッション本番

ロールプレイについて

クトゥルフ神話TRPGについて、各PLは探索者と呼ばれるキャラクターを作成し、演じることになります。
しかし、ロールプレイと言っても難しく考える必要はありません。
必ずしも声色を真似たりしたり、感情を完全に探索者と同期して泣いたり怒ったりする必要はありません。詩的で感動的なセリフを言う必要もありません。
たとえば、「〇〇と言います」、「〇〇と感じています」、「その話を聞いて笑います」などの第三者視点での発言も、立派なロールプレイです。

また、声色や何よりも重視しているのはその探索者らしい個性ある行動です。
みんなでショッピングに行くなら、あなたの探索者はウキウキで買い物しまくりますか?ウィンドウショッピングと食べ歩きに時間を費やすでしょうか?それとも荷物持ち?
自分の生み出した探索者が、この状況でどのように行動するのか、それを考えることができるのはPLであるあなただけです。

※ ほたてねこまじんの個人的な優先度は、探索者の個性>感情>詩的なセリフ>声色くらい。みんなの個性見せて!

円滑なロールプレイのために

ほたてねこまじん卓では、キャラクターシートのメモ欄を埋めることを推奨しています。
その理由の大半は、それがロールプレイの助けになると考えているからです。
メモ欄を埋めずにアドリブで探索者の性格を考えていく場合、多くの場合行き当たりばったりでキャラを動かすことになり、そのPLのキャラは皆似通って個性がないという印象になるかもしれません。

例えば、探索者の嫌いな食べ物好きな食べ物を決めておけば、その食べ物がシナリオに出てきたり(キャラシを読んだKPが登場させるかもしれません)。
また、趣味好きなアニメを書いておけば、探索者同士の自由会話に役立つかもしれません。
同様に、口癖語尾を決めておけば、探索者の発言をPLの発言と分けて印象付けることができます。

黙らない

TRPGは会話を媒体としたゲームです。何もしゃべらなければ何も進展しません。
もし探索者が何も言葉をしゃべらなくても、どんな行動をするのかは明確にPLやKPに伝えておくべきです。
自分からしゃべることが難しくても、他の探索者やNPCの言葉に反応するところから始めてみましょう。
また同様に、探索者の個性としても無口な探索者は避けるべきでしょう。

もし、あなたがTRPGに慣れて会話に抵抗のないPLなら、あまり喋れていないPLの探索者に積極的に話を振ってあげてください。

ロールプレイを理由にしない

ロールプレイは、あくまでキャラクターの個性を示す物で、それを理由にシナリオの進行をあきらめる必要はありません。

例えば、「完全な善人で他人の持ち物を漁ったり覗き見たりすることが無い探索者が《目星》ロールに成功して、NPCの鞄の中の手記の情報を得る状況」があるとします。
それの解釈は、好奇心か疑心に負け、手記を覗き見たとも考えられますが、偶然ぶつかって鞄の中身をぶちまけてしまい、中身を拾い上げている時に手記の内容が目に入ってしまったなど、好きな解釈を選ぶことができます。

他の例では、「危機感がなく注意力散漫でドジという個性を持つ探索者が《回避》ロールに成功して、ダンジョンの罠を回避する状況」を考えてみます。
それの解釈は、転んでしまって、その間に偶然罠を回避したのかもしれませんし傍に落ちていた小石に気を取られて、幸運にも罠をスルー出来たのかもしれません。

いずれも、探索者の個性を壊さずにシナリオを進行することを目指しましょう。

KPを頼る

シナリオの進行上、敵NPCを演じることはありますがKPはPLの味方です。
それを忘れず、何か困ったことがあればKPを頼ってください。

技能の解釈に迷った時、やりたくないRPに直面した時、キャラクターの動作描写をKPに頼みたい時。
いつでも頼ってください。KPに相談した結果、通常より不利な裁定になることはありません。

失敗を恐れすぎない

今日世に出回っているシナリオは、謎解きや秘匿を含むものが多く、1度プレイしたら2度目のプレイは想定されていない場合が多いです。
後悔しないプレイが理想ではありますが、後悔の無い人生に成長が無いのと同じように、後悔の無い探索者はつまらないと思います。
繰り返しますが、卓の最終的な目的は卓の参加者全員と楽しく遊ぶことです。失敗したら反省し、次のプレイに活かしましょう。